カンボジア Brigade70防災担当 日本視察

 ■ 2011年11月 

カンボジアBrogade70の防災担当 ソイ・ナリ中将
 財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の「2011年度自治体国際協力促進事業(モデル事業)」による「カンボジア王国における防災システム整備支援プロジェクト事業」の一環として、11月14日から28日まで2週間、日本の防災について視察し、今後のカンボジアにおける防災システム構築の参考にして頂こうとBrogade70の防災担当でありますソイ・ナリ中将を日本にお招きしています。
 今回の日本視察の成果でカンボジア王国の防災体制が1日でも早く構築できるような実りある日本視察になることをお願っております。
■ 2011年11月14日
 視察研修が、本日から始まります。
 本日の19時30分プノンペン空港を出発し、ホーチミン空港を経由して15日7時頃関西空港に到着します。
 JPRチームが帰る時などは、必ずRRC711の隊員を見送らせていますが、ご自分が出発の時は見送りをさせず静かな出発で、ソイ・ナリさんの人柄が出ているようでした。
 今、ホーチミン空港で乗り継ぎ待ちをしていますが、私はTシャツ1枚、ソイ・ナリさんは薄てのジャンパーを着ており、ベトナムでこれなら宮城県はどんな服装になるのかと今から心配しています。
 それでは皆さん、期間中のご支援をよろしくお願いします

            ソイ・ナリさん
                                                           JPR理事長 正 井  潔

■ 2011年11月15日
 本日早朝、カンボジアよりソイ・ナリ氏が正井理事長とともに日本に到着しました。
 7時30分頃に関空着。
 神戸に向け出発し10時頃 三宮着 そして、滞在先であるホテルに到着。
 ※ 少しの休憩後14時ホテル前で待ち合わせしました。

 来日初日から、様々なスケジュールをこなして行きました。


     
       神戸国際協力交流センター表敬訪問

     

     
      神戸市役所1号館の24階展望ロビーより、神戸市内を見学。


      神戸市長室表敬訪問

     
      神戸市消防局表敬訪問

     
   ソイ・ナリ氏と通訳のコン・エンさん       JPR:正井理事長

 本日は3ヶ所の表敬訪問を済ませ、夜遅くまで交流を深めましたので、最後は疲れた様子でホテルに入って行きました。
 皆様、お疲れ様でした。
 JPR広報 日 浦 二 一

■ 2011年11月16日
 Brigade70防災担当ソイナリ氏の日本視察、本日2日目の予定です。
 @ エアーレスキュー(消防航空隊)視察
 A 神戸市消防局管制室視察
 B 兵庫県災害医療センター視察

 本日も順調に進んでいます。



 ※エアーレスキュー(消防航空隊)視察の様子ですが、非公開希望のためモザイク処理しています。

■ 2011年11月17・18日
日本視察 11月17日・18日 富山県魚津市
 皆さん、随行の正井です。
 ソイ・ナリさんの視察は、予定通り順調に進んでおります。

 11月17日と18日は、消防車の寄贈式典参加のために富山県魚津市に行きました。
 17日は、山代温泉で1泊し、温泉も経験して頂きましたが、カンボジアでは色んな人と一緒に入浴する習慣がないため、少々照れていましたが、サウナでユックリくつろいだようです。
 18日は、11時から魚津市消防本部で消防隊の連携訓練を見せて頂いたあと、魚津市役所に移動。
 市役所では澤崎市長から小型消防車の寄贈を受けたあと、ソイナリさんはテレビ局、新聞社からインタビューを受け、魚津市に対し謝辞を述べておられました。

■ 2011年11月19日
 昨日、富山県から神戸に帰ってきましたが、ソイ・ナリ氏の日本視察に休みはありません。
 本日も兵庫県三木市にある「兵庫県広域防災センター」を視察するため午前10時にホテルを出発しました。
 兵庫県広域防災センターでは、DMAT研修見学 CSM訓練 などを視察しました。
 ※CSM(がれきの下の医療)写真はSCUのブースを見学中です。
 ※SCU(Staging Care Unit 広域搬送拠点臨時医療施設)


      
                                     視察が終了し、兵庫医大に向います。

      
              兵庫医大の小谷教授、上田先生とミーティング中です。
写真提供:西 山 佳 奈

■ 2011年11月19日
 皆さん、随行の正井です。
 今日の視察は、神戸大学病院で実施されてましたICLSという医療従事者向けの蘇生訓練コースを見学して来ました。
 今日は、通訳がいない日で、十分な説明は出来ませんでしたが、気管挿管の訓練を見ていて、「RRC711でやってた訓練だ」と言うようなことを言っておられました。
 明日から東京と宮城県へ2泊3日の視察です


 ※ICLS(Immediate Cardiac Life Supportの略 医療従事者のための蘇生トレーニングコース)

      


■ 2011年11月21日
 11月21日
 新神戸8時32分発の「のぞみ114号」の新幹線に乗り、東京には11時23分に到着しました。
 新幹線内でも終始ビデオカメラを回していたソイナリさんです。
 東京駅にはカンボジア人留学生のチャンさんが新幹線ホームまで来てくれており、合流後3人で昼食を摂りながら打ち合わせをしました。

 新神戸駅から東京駅まで新幹線に初乗車のソイ ナリさんです。



 内閣府前で入館準備中のソイ ナリさん。
          

                  石田副大臣の副大臣室

 13時00分

 12時50分に内閣府前で調整して頂いた方と合流。

 13時から内閣府副大臣室で石田勝之副大臣「内閣府 副大臣(経済財政・国家戦略等担当)」に10分少々面会させて頂き、JPRの活動とカンボジア王国への消防車、救急車寄贈のご支援を依頼しました。

       

          石田勝之副大臣「内閣府 副大臣(経済財政・国家戦略等担当)」と副大臣室にて


 13時30分

 総務省消防庁・国民保護・防災部の国際協力官 合田克彰さん、同部参事官深沢良信さんが、総務省危機管理室で同室の役割などをご説明した頂きました。

       

          総務省:総務省玄関にて(左から通訳のチャンさん、ソイナリさん、正井)

       
          総務省消防庁危機管理室にて
    (正面左:総務省消防庁・国民保護・防災部の国際協力官 合田克彰さん)、(正面右:同部参事官深沢良信さん)

 14時30分

 財団法人「自治体協力化協会」では、総務省からご同行して頂いた宮崎さんをはじめ、角田部長、荒田課長などが出迎えて下さり、カンボジア支援の御礼と今後の支援もお願いしました。

       

       クレア事務所にてカンボジア事業についてご報告(左から角田部長、荒田課長)

       
 
 ソイナリさんからクレア事務所にカンボジアの記念品の贈呈(左から荒田課長、ソイナリさん、角田部長)

 16時00分

 永田町の衆議院第二議員会館で第6代防衛大臣の浜田靖一(浜田幸一さんの息子さん)衆議院議員とご面会し、JPRの活動とカンボジア支援への要請もお願いしました。

       

             第6代防衛大臣の浜田靖一衆議院議員事務所にて


       

               浜田靖一衆議院議員にカンボジアの記念品の贈呈


 16時50分

 港区虎ノ門の初代防衛大臣の久間章生(きゅうま ふみお)先生の事務所を訪問し、JPRの活動とカンボジア支援のお願いをしました。

       

                初代防衛大臣の久間章生先生の事務所にて


       

                  カンボジアの記念品を贈呈


 18時00分

 浜田靖一衆議院議員を励ますパーティーがあり、ここではスピーチにこ来られた石破 茂 衆議院議員にお会いすることが出来ました。

       

       浜田靖一衆議院議員を励ますパーティーにて石破 茂 衆議院議員と記念撮影

       

      スピーチをする石破 茂 衆議院議員、人を引き付ける魅力的なスピーチでした


 ホテルの品川プリンスホテルに帰ったのは、20時ごろでしたが、6時間の間に4人の大物政治家の先生にお会いすることができ、カンボジアと異なりソイナリさんにも相当緊張したことともいます。

■ 2011年11月22日

東北新幹線を撮り続けるソイナリさん(東京駅にて)

 11月22日

 東京駅9時36分発の新幹線で仙台へ。

 仙台駅では宮城県柔道整復師会会長の豊嶋氏、同会理事の佐々木氏が車で迎えてくれ、そのまま被災地の女川町、石巻市をご案内して下さいました。





女川町、石巻市を案内して下さった宮城県柔道整復師会
の豊嶋会長(女川町のコンビニにて)
    
  石巻市の被災地にて(左からソイナリさん、豊嶋会長、正井)


 なお、被災地の写真は、多数撮影しましたが、この2枚のみと掲載させて頂きます。
 18時00分
 仙台伊達家十八代当主 伊達泰宗氏、同家当主付相談役 豊嶋良一氏(柔道整復師会会長と同一人物)、仙台藩作法指南役 池田峯公氏(女性)と仙台市内のかわはぎ料理「かつら」(道場六三郎の弟子)で夕食をご一緒させて頂きました。
 伊達泰宗氏はさすがにお殿様のように気品がありました。
 お料理も刺身、仙台牛などの豪華版でソイナリさんは、お気に入りのワサビをタップリと付けて召し上がっていました。

■ 2011年11月23日


 袴姿でお迎え下さった

 仙台伊達家十八代当主 伊達泰宗氏
 11月23日
 8時30分、宿泊先の仙台東横イン広瀬通り店に私のカンボジアでの友人である飯久保広雄氏が朝一番の新幹線で東京から駆け付けて下さり、「伊達家伯記念會」に連れて行って下さいました。

 9時00分

 伊達家伯記念會では、袴姿の仙台伊達家十八代当主 伊達泰宗氏、着物姿の仙台藩作法指南役 池田峯公氏がご丁寧な作法で出迎えて下さいました。



 特にご当主様は、正座して扇子を手前に置き「ようこそお越しっ下さいました」と映画のような武家の作法でお出迎え下さいました。

 また、ここにはNHK仙台放送局アナウンサーの和田政宗氏が、ご自分で録画した東日本大震災の地震発生直前から各地に津波が押し寄せる映像を解説付きで見せて下さいました。

 ソイナリさんも私もその津波の凄さにただ言葉も出ませんでした。

         
       NHKアナウンサー和田氏の説明で津波の映像を食い入るように見るソイナリさん
(左から仙台伊達家十八代当主 伊達泰宗氏、仙台藩作法指南役 池田峯公氏、ソイナリさん、右端はNHKアナウンサー和田氏)

 その後、伊達のご当主様と池田氏は、香木についてご説明して下さったあと、お香をたてて下さいました。

 お香を利かれたソイナリさんは、心が慰められる香りと絶賛されていました。

 ここで伊達のご当主様にうかがった伊達政宗公や香木のエピソードをご紹介しましょう。

1) 伊達政宗公は、とてもグルメで当時すでにワインを飲まれていたそうです。

2) 伊達政宗公は、約400年前に家臣「支倉 常長(はせくら つねなが)」をスペインに派遣したほど世界に目を向けていたそうです。

3) 香道では、5種類から10種類のお香の品目を当てるそうで、優雅な遊びだそうです。

4) 香木は、中国経由でカンボジアから入ったものだそうで、正倉院にある1m60cmの香木は日本の宝だそうで、また香木は金より高いと言われているようです。

 お香を利いたあと、池田氏が抹茶を点てて下さいましたが、ソイナリさんはお茶を点てる茶筅(ちゃせん)が竹製であることが判るとカンボジアで作れないものかと思案していました。 伊達家伯記念會 伊達遊学舎にて


 十八代当主 伊達泰宗氏が執筆された
 「伊達家の秘話」のご説明を受けました。
(左からソイナリさん、正井の友人の飯久保 広雄氏、
 ご当主伊達氏)

 香木のご説明をされる仙台藩作法指南役 池田峯公氏と
 お香の準備をされる十八代当主 伊達泰宗氏。



 ソイナリさんにお香のご指導をされる
 十八代当主 伊達泰宗氏
(床の間の掛け軸は、400年前に伊達正宗公を描いたもの)

 何とも言えない感激の様子のソイナリさん




 お茶の点て方を興味深げに見ていました


 お世話になりました「仙台伊達家十八代当主 伊達泰宗氏」


 お世話になりました「仙台藩作法指南役 池田峯公氏」


 伊達家伯記念會 伊達遊学舎

         

 左からNHKアナウンサー和田氏、飯久保氏、ソイナリさん、仙台伊達家十八代当主 伊達泰宗氏、仙台藩作法指南役 池田峯公氏、正井。

 11時30分

 NHKアナウンサー和田氏の案内で名取市の名取市立閖上(ゆりあげ)中学校など周辺の津波被災地を視察し、街が壊滅状態になった閖上を見て、ソイナリさんも私も言葉を失いました。

         

              名取市立閖上(ゆりあげ)中学校など周辺にて

 写真集は地震直後の川の様子を撮影、家々もまだ残っていますが、このあと津波が街を壊滅したそうです。

 ※その他に多数の写真を撮影しましたが、掲載は控えさせていただきます。

 13時30分

 飯久保氏、和田氏に仙台空港まで送って頂き、先程NHKの映像で見た津波が押し寄せた仙台空港から見事に復興した空港を見て、日本人の素晴らしさを私もソイナリさんも改めて実感しました。

 14時30分

 仙台空港を離陸したとき、ソイナリさんは本当は機内から仙台空港周辺を空撮したかったのでしょうが、残念ながら機内は電子機器の使用禁止のため撮影できませんでした。

 しかし、ソイナリさんの記憶には眼下の被災地の光景が脳裡に深く刻まれたことと思います。

 この3日間、色んな方々とお会いし、また視察にご協力頂き本当に有難うございました。

 この場をお借りし、感謝申し上げます。

 <11月21〜23日までの報告> JPR:日本国際救急救助技術支援会 正 井  潔



■ 2011年11月24日
 消防総合練成会

 本日は、神戸市消防局の「消防総合練成会」を視察・見学するため神戸市市民防災センターに向かいました。
 ソイ・ナリ氏は正井理事長とともに9時にホテルを出発。
 10時開始の総合訓練を開始前から熱心にビデオ撮影、熱いまなざしで視察していました。

 訓練開始後は、消防職員に対し各消防隊員の動きや任務、消防資機材(道具)に関して、通訳のコン・エンさんを介し熱心に質問していました。
 ※神戸消防:消防総合練成会=3階の1部屋が燃えている想定で、三連ハシゴを使って進入し消火する訓練を実施していました。
  毎年、違った訓練を実施し、今年は各小隊(消防車の乗組単位が1チームで小隊)が技術を競っています。
  安全性・確実性・迅速性など様々な観点から審査され、それが市民のため、イザという時のための備えとなります。
    
     消防隊員の動きを熱心にビデオ撮影。

    
          消防隊員による三連梯子、進入方法を正井理事長とともに見学。

    
      通訳のコン・エンさんとソイ・ナリ氏

    
    救助隊員(レスキュー)による救出救助訓練を見学。


     


     
 説明を受けた消防職員と記念撮影。

  午前中の消防練成会を視察・見学後、兵庫県広域防災センターに向けて出発。
 午後1時、兵庫県消防学校の視察を実施。
 また、同センター内にある「救命士養成所」の視察を行いました。

     

     


■ 2011年11月25日
 本日は、午前中 神戸学院大学を訪問しました。

 以前、カンボジアに来られた神戸学院大学「防災・社会貢献ユニット」の学生さんのプレゼンテーションを受けました。
 その後、学園内の図書館などを見学し、学生さんと楽しいひと時を過ごしました。

http://blog.goo.ne.jp/photo/130236/pn/76470fab606b6bf7ce26437004b17035

  午後からは、神戸市消防局の北消防署に向かい、一般的な消防署の業務について視察しました。

     

http://blog.goo.ne.jp/photo/130244/pn/06fe859fc5c5dc9cd7dcff7d51e31945


■ 2011年11月26日
 京都の金閣寺へ
 本日は、朝9時にホテルを出発。
 京都の文化財に対する防火体制を視察するとともに、京都散策、金閣寺を訪問しました。
 正井理事長によると、他の観光客の約3倍もの時間をかけ、丹念に観て周ったそうです。


                     

http://blog.goo.ne.jp/photo/130247/pn/9f61c7a2d40e33d6e9f62f54193035de

 夕方に京都より帰神され、夜からは明後日カンボジアに帰国されるソイナリ氏のためにJPRの有志が集まり「送別会」を行いました。

■ 2011年11月27日
 この日は、帰国前日。
 日本視察の予備日としていましたが、順調に日程を消化していったためフリータイムとなりました。
 神戸市内観光およびショッピングをされたそうです。
 ※神戸メリケンパーク ポートタワー
        


         


              

http://blog.goo.ne.jp/photo/130249/pn/3c25e6d770492c9165ea96206ebd9ecd

■ 2011年11月28日
 ソイナリ氏 帰国
 カンボジア王国 Brigade70防災担当の ソイ・ナリ氏が11月14日から15日間にも及ぶ日本視察を無事終え、この日帰国されました。