モルドバ共和国レポート3
- 播磨 賢
- 4月12日
- 読了時間: 2分
4月7日〜11日は場所をバルティー市に移動して実施しました。

こちらも当初の訓練予定場所から変更が必要となり、結果として消防訓練施設での研修となりました。
4月7日 訓練概要/JPRの説明
研修前の筆記テスト
4月8日 低所での自己確保要領の確認/リフターからバスケットへの移動要領車両停車位置/装備品の確認
4月9日 まさかの降雪により座学研修(日本の消防事情等)に変更
4月10日 午前は降雪が続いた為、最終筆記テストを前倒しで実施
午後からは、悪天候で多少危険であっても訓練したいとの申し出があり訓練を実施
4月11日 最終日の実技試験も素晴らし成績でやり遂げていただきました
モルドバ豆知識
モルドバ消防と言っていますが、実際は組織の成り立ちが日本とは違い国家消防で緊急事態総局(IGSU)という機関に属しています。
緊急事態総局(IGSU)とは?
緊急事態総局(IGSU)は、モルドバ共和国の内務省に所属する国家機関で、自然災害、火災、事故、疫病などの緊急事態に対して、市民の生命・財産の保護と被害軽減を目的とした活動を行っています。
組織の沿革
1991年12月24日:モルドバの独立に伴い、旧ソ連の民間防衛組織がモルドバ政府の管轄下に移行。
1993年:民間防衛本部が「民間防衛・非常事態局」に再編成。
1996年:この局が国防省から内務省の管轄に移され、消防・救助部門と統合。
2001年:組織名が「非常事態局」に変更。
2005年:政府の行政改革により、現在の体制に再編成。
主な任務と機能
災害リスクの予防と管理
火災や事故への対応
緊急時の救助活動と初期対応
疫病や生物災害への対応
市民保護のための教育・訓練活動
本部所在地と公式情報
所在地:モルドバ共和国 キシナウ市 Gheorghe Asachi通り69番地
公式ウェブサイト:dse.md