カンボジアRRC711短期支援
副理事長 若松が2022年9月カンボジアへ短期支援を実施
RRC711 技術指導
2022/09/17(その1)
空気呼吸器の着装および要救助者救出訓練での指導を行いました。
火災現場動向
2022/09/20 火災事案同行
カンボジア滞在中の当会副理事長・若松のレポートです。
9月20日Cambodia時間で7時15分頃
朝食をとっていると、「ティーチャー!ファイヤー!」とRRC711の広報担当くんが駆け込んで来ました。
現場は、幹線道路から少し奥に入った市場が並ぶ一角ですが、すでに警察所属の消防隊のタンク車が消火をはじめており、事なきを得たようです。
久しぶりに助手席で聞くサイレンの音は気合いが入ります。
それにしても朝夕の交通渋滞は酷いです
三連梯子の使用方法
2022/09/20
三連梯子の訓練指導を行いました。
梯子車からの降下訓練
2022/09/21
はしご車を使用しての高所からの降下訓練の技術指導を実施しました。
訓練の途中から急遽、RRC711部隊の上部部隊である第70旅団の幹部会議に出席しました。
最後のトレーニング
2022/09/22
現在、カンボジア滞在中の当会副理事長の若松のリポートです。
明日は重要な会議のため、今日が最後のトレーニング日となりました。
最後は、私からのリクエストで、火災現場で扱うことの多い3連梯子の取り扱いを確認させていただきました。
全隊が終えて、ホッとひと息つく間も無く、今度は救急出動の要請があり、汗だくのままで救急車に乗込みました。
現場は、朝の渋滞でごった返す幹線道路で、2人乗りのオートバイが乗用車と衝突し、運転していた男性が左足首付近に深い挫創(開放性骨折疑い+左上腕打撲)を負った症例でした。
下腿の挫創にしては出血量が多く、動揺を抑えつつ止血を継続して搬送しました。
救助トレーニングの時から積極的に行動しているな、と感じていた隊員2人と出動しましたが、とにかく気が効くというか、傷病者を観察しつつ私のサポートを完璧にこなしてくれました。
特に緑のマスクをした隊員は、少し勉強すれば、必ずプロフェッショナルな救急隊員になれると思います。
是非、日本で病院前救護を学び、カンボジアの救急隊の先駆けになっていただきたいですね。
5年ぶりの救急隊長。
現場が恋しくなったプノンペンの昼下がりです。
という結論を出したのでした。
真のプロ集団の結成
2022/09/24
カンボジアにおける技術指導と新たな事業に向けての調査を行っていた、正井名誉理事長と若松副理事長が帰国に向け、カンボジアを出発しました。
短期の技術指導となりましたが、色々と課題も見えてきたようです。
また、新事業については新興国でという事もありますので、不透明な部分もあります。事業が始められるようになれば、ご紹介したいと思います。