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2022/09/22現在、カンボジア滞在中の当会副理事長の若松のリポートです。



明日は重要な会議のため、今日が最後のトレーニング日となりました。

最後は、私からのリクエストで、火災現場で扱うことの多い3連梯子の取り扱いを確認させていただきました。 全隊が終えて、ホッとひと息つく間も無く、今度は救急出動の要請があり、汗だくのままで救急車に乗込みました。

現場は、朝の渋滞でごった返す幹線道路で、2人乗りのオートバイが乗用車と衝突し、運転していた男性が左足首付近に深い挫創(開放性骨折疑い+左上腕打撲)を負った症例でした。 下腿の挫創にしては出血量が多く、動揺を抑えつつ止血を継続して搬送しました。

救助トレーニングの時から積極的に行動しているな、と感じていた隊員2人と出動しましたが、とにかく気が効くというか、傷病者を観察しつつ私のサポートを完璧にこなしてくれました。

特に緑のマスクをした隊員は、少し勉強すれば、必ずプロフェッショナルな救急隊員になれると思います。 是非、日本で病院前救護を学び、カンボジアの救急隊の先駆けになっていただきたいですね。

5年ぶりの救急隊長。 現場が恋しくなったプノンペンの昼下がりです。


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